ここがスゴいぞ! のぎ動画

 

これまでよりも高クオリティな作品をあなたの手元に

 

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6月21日からサービスを開始したのぎ動画
これは、乃木坂46映像史のターニングポイントになりかねません

というかなってます

 

これまでの乃木坂46における映像の公開場所といえば大きく分けて、
BDやDVDといった光学ディスク系と 公式サイトやYouTubeといった配信系の2つ

その配信系媒体の中に新たに加わったのがのぎ動画

高いだのなんだの言われてますが、自社でストリーミングサービスを構えていることと配信しているもののクオリティを考えると十分妥当な、むしろ安いぐらいに思えます

 

といったわけで今回はのぎ動画のクオリティについて

モノラル音声であったり、音ズレがあったり(未検証)と音関連ではまだまだ課題がありそうなのぎ動画ですが、
専門は映像(画)なのでそっち方面の話をつらつらと書いていきます

 

 

今回は
乃木坂46の映像史も絡めつつも技術的話題が主なデータ編
・実際のところどんだけ"スゴい"のかを見ていく比較編
この2つのパートでお送りしていきます

概念的な話なんていらねぇって感じであればデータ編すっ飛ばしてもらって構いません
まぁ比較編でも概念的な話は出てくるんですが(ガハハ)

 

 

 

 

データ編

 

解像度

このワードに1番馴染みのあるところ言えばYouTubeですかね
2160pやら1080p、720p、480p、、、って書いてあるやつです

"画質"とか書いてありますが厳密には解像度です
YouTubeはいろんな説明すっ飛ばして端的に画質って書いてます

まぁ実際わかりやすいよね
お金でもなんでも数字デカイほうが強そうだよね(とは)

ざっくり、解像度とはあるひとつの画像をどれだけ細かく出来るかということ

ヲタクに馴染みのありそうなところでいくと、ライブ会場にあるでっかいLEDモニター
規模感変わってきていて純粋比較は出来なくとも、なんとなくLEDの密度高くなってて推しメン抜かれたときに見えやすくなってません?
お前みたいにそんなに長くヲタクやってない? 了解(死にたい)

あんな感じで技術の向上により、映像(画像)をさらに細かく分けられるようになり細かな映像が見れるようになっているわけです

 

光学ディスク系の解像度はどうかというと、
21stシングル『ジコチューで行こう!』まで特典映像収録に採用されていたDVD-Videoは最大720×480(伸縮前提の規格なので見た目的には854×480)で
22ndシングル『帰り道は遠回りしたくなる』から特典映像収録に採用されたBDMVは最大1920×1080

720×480はSD、1920×1080はFHD、ついでに1280×720はHDとも呼ばれます
SDはアナログ時代の基準でHD(FHD)はデジタル時代の基準みたいな感じです
あとは、YouTubeの画質選択の数値は後ろのやつ(縦の画素数)からきてます
1920×1080→1080p、1280×720→720p、854×480→480p、、、みたいな感じ

 

さて、のぎ動画で選択できる画質は【最高】【高】【標準】の3種類
それぞれの画質の具体的な数値として画面解像度をチェックしてみると、

最高:1920×1080
 高:1280×720
標準: 854×480

といった具合

FHDで公開されているYouTubeの動画で選択できる解像度の上から3つですね
名称は多少違うもののNetflixのスタンダードプランやAmazon Primeとかも同じ並び

 まぁ現代の動画ストリーミングサービスにおいてそれぐらいの解像度は当たり前じゃんって感じではありますが、
のぎ動画の何が偉いかって、この最高から標準までの画質選択が(おそらく)全ての動画で出来ること
ぐるぐるカーテン』のMVから46時間テレビの終了後映像までざっと見た感じ全ての動画でこの設定ができるようになってます

そして、これによっていままでフル尺をSD画質でしか見ることの出来なかった映像を、高解像度で鑑賞することが出来るようになったわけです
具体的には1stから12ndまでの個人PVや各アルバムと20thまでの一部特典映像

個人PVの高解像度化は本当に願っても無い出来事
だって、伊藤万理華×柳沢翔『ナイフ』だったり 星野みなみ×林隆行『私の中のモンスター』(お願いマイハート)、井上小百合×頃安祐良『ともだちのともだち』、齋藤飛鳥×今泉力哉『水色の花』、深川麻衣×林隆行『聖母と呼ばれる前に』、堀未央奈&松井玲奈×山岸聖太『いきすぎた友人』などなど上げてったらキリがないですが、
あの傑作たちを1920×1080で見れちゃうんですよ!?!?!?

いままで720×480のSDという狭い世界閉じ込められ続けていた彼女たちを、
1920×1080のFHDという6倍も広い世界に解き放っちゃうわけですよ!?!?!?

これを最高と呼ばずしてどうすんだって感じでしかないですね
ホント運営ありがとう

 

というわけで解像度は動画ストリーミングサービスとしては普通なとこですが、乃木坂46映像史としては革命です
十二分にアピールポイントになる

UHD(4K)は利用層と視聴環境が合ってない気がしてならないので、まぁしばらくはないだろうなぁと
あったとしてもライブ映像だけかな 

  

ビットレート

ビットレートとは1秒間にどれだけ情報を詰め込んでいるかという数値
ビットレートが高ければ高いほどより鮮明な映像が得られるようになります

同一映像でのビットレートの差を擬似的に画像で表してみるとこんな感じ

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下の方が低ビットレートで、手前の地面や空の情報が足りずブロックノイズが発生してますが、ビットレート高めな上の方では地面も空も十分に描画出来ているのがわかるかと思います

ざっくりビットレートが映像に与える影響はこんなところです

 

DVD-Videoでは規格上、映像ビットレートが最大約9.8Mbpsとなっていたため、そこに収録される映像のビットレートも大体平均して8Mbpsあたりに抑えられてます
BDMVになると映像ビットレートは最大40Mbpsになりますが、実際に収録されているのは大体平均25Mbpsあたり
なんで40Mbpsフルで使わないのかっていうと、ある程度の数値を超えると人間の目ではその差が分からなくなるため
高画質を実現するための最低限の数値で、最大限映像を詰め込もう的な考えです(知らんけど)

配信系はサービス・解像度別で違っていて、それぞれ平均値として
Netflix→SD:1.7 Mbps , HD:3.0 Mbps , FHD:5.0 Mbps (参考)
YouTube→SD:1.1 Mbps , HD:1.3 Mbps , FHD:2.3 Mbps (参考)
などなど (その他、映像サービスでも大体Netflixぐらいのビットレート)

え?YouTubeにあるHD以上の動画ってNetflixの半分以下の情報量なの?って感じですが利用者数を考えると致し方ない
比較ではないですが、参考までにNetflixの有料会員数が約1億8300万人(日本は300万人超)に対して、YouTubeの全世界月間利用者数は20億人とえげつないぐらいの差
これだけのユーザー数を捌くためにYouTube側で行う映像の再圧縮(エンコード)の技術を研究しまくり、出来るだけデータサイズを抑えた上で元動画の解像度を維持したままある程度キレイに見えるようにした結果、
Netflixをはじめとした大半の映像ストリーミングサービスよりもビットレートを抑えることに成功したわけです

でも実際ここまでビットレート下げたことで影響が無いかというと、むちゃくちゃあります
引くほどあります。モアレ(にじみみたいなもの)発生しまくってます
ここらへんの詳しい話は比較編にて

 

のぎ動画ではどうなのかというと、ざっくり調べた感じ

標準(SD):1.5 Mbps
 高(HD):2.5 Mbps
最高(FHD):5.4 Mbps

といった感じ
(個人PVから3本ほどしか確認していませんが大体どれも変わらないかと思います)
先述のNetflixとほぼ変わらない仕様ですね

ただ、これまでYouTubeでしか見ることの出来なかった『ないものねだり』や『トイ』、『はじまりか、』を同じ解像度でもよりキレイな状態で見ることができるようになったわけです
この3作品は乃木坂46の中でも欠かすことの出来ない作品ですし、これは良いことだよなぁと
個人的には『トイ』『はじまりか、』は脳内博覧会時のクオリティで再び見れることに喜んでます

光学メディア系と比較すると、DVD-Videoの方がのぎ動画FHD時よりもビットレートは上回っていますが、その差よりも解像度の差の方が大きいためのぎ動画の方がキレイに感じられます
BDMVになると約5倍ものビットレートの差が出てしまうため、流石にBlu-rayの方がキレイ
ちなみに、NetflixではUHD(4K)のビットレートが25 Mbpsとなってるため、ワンチャンBDMVレベルのクオリティでの配信もできなくはないんじゃないかなと
でもやっぱり、のぎ動画の利用層とはマッチしてないだろうし無いか
ていうか他のサービスでもFHDで25 Mbps配信とか聞いたことない()

 

 

 比較編

 

ここでは、データ編でいろいろ言っていたあれこれ、実際のところどんだけ違ってんの?っていうところを見ていきます

ちなみに全ての画像がアップロード時にはてなブログ側で再圧縮がかけられるため参考程度にとどめておいてください
なんとなく差や雰囲気は伝わるだろうということでそのままにしてますが、是非実際にご覧になってその差を感じてもらえればと思います

 

伊藤万理華×柳沢翔 『ナイフ』

超初期の個人PVの超傑作こと『ナイフ』
伊藤万理華の存在感と魅力を知らしめてくれた偉大なる作品です
この作品がFHDで見れるとか生きててよかった

と、前書きは置いといて『ナイフ』はDVDのSD解像度からFHD解像度へと劇的に進化した作品のひとつ

 

まずは本編へと入る前に、伊藤万理華×柳沢翔のタイトル箇所から

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順にDVD(480p)・YouTube(480p)・のぎ動画(最高画質(1080p))のキャプチャです(以降、同様)

やっぱり高解像度になったことで文字がはっきりと見えるようになってます
明朝体で線が細くなりやすい横線やはらい、小さい点とかを見てもらえると特に違いが感じられるかと思います

ネイティブサイズで表示されず違いが分かりづらいと思うので、3つ重ねてみるとこんな感じ

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え?やばすぎじゃない???

数字の話ばっかで分かりづらかったかと思いますが、これだけ変わってるんです
それだけ高解像度化は偉大。高解像度化最高

 

続いて肌に傷を描くシーン

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中央YouTubeが再エンコードのによる低ビットレート化の影響により、肌の質感がほとんど感じられないまでにブロックノイズ的なものが発生しています
髪の毛など細かいものでもこの現象は発生しやすく、ざっくりとした描写になってしまいます
クリエイターとしては、これぐらいのクローズアップになると質感まで込みの映像として考えていたでしょうし、YouTubeの(この頃の)再エンコードにはなんとも言えないものがあったかと思います
DVDでは約5倍ビットレートが高くなってるので、小さめの画面ではと但し書きはつくものの、十分に感じられるものになってます

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こう並べてみると、繰り返しになるものの高解像度化の偉大さを感じると共に、
よくSDで満足してたなと思わざると得なくなってきますね。。。

 

ちなみに、SDをFHDまで拡大してみると

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やはりブロック感とノイズ感が増しているように見えます
あとから気づいたんですが、これはてなブログの画像表示形式的に意味ないんじゃ()

 

さらにのぎ動画と並べてみると

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DVDだと1枚に収録できる容量も特に限られるため、データ量削減のため色情報を一部間引いている関係で、若干パッとしないような色味になっています
色的にはなんとなく緑がかった感じですかね?

ついでにYouTube版とのぎ動画版を並べてみると、

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圧縮やべぇっていうのは置いといて、DVDよりかは近い色味になってるのかなと
それでも若干緑っぽくはなってますが

人間の肌の色味から考えると、のぎ動画の色味が1番自然なので、
ついにクリエイターの狙いに1番近い状態の映像が世に放たれたと言っても過言じゃないかと思います

 

最後にラストシーン

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色味ここまで変わってくると作品のテイストというか雰囲気変わってこないか?という気がしてならないですが、それでも変わらない伊藤万理華の魅了は凄まじい

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キャァアアア(語彙力)

この笑顔をPCモニターでしっかりと見れる時代まで生きててよかった

 

 

『 帰り道は遠回りしたくなる』

乃木坂46映像史のターニングポイント、初めて全ての公式映像媒体でFHD公開された作品です
特典映像用ディスクがBDに切り替わると聞いた時はついにやってくれたなぁ、おい!となった覚えがあります
まだまだBD採用しているアーティストは少ないですが、嵐ですら去年の9月発売シングルからといった状況なので割と先駆者的ポシションではあったのかなと
そんなBD化のタイミングで個人PV復活したのは嬉しかったですね

と、話が逸れましたが、いろいろと見ていきます

まずはタイトル箇所

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 順にBD、YouTube、のぎ動画の順で全て1920×1080のFHDになります

サイズ的に分かりづらいかとは思いますが、YouTube版では雲の陰影の描写が雑な印象が

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並べてみたところで意味があるのかは別として、ここまでの引き画だと違いとしては分からなくもないみたいな感じですかね

ちなみに色に関してはBD版がアンバー寄りな印象
と言っても、これに関しては要検証な色の転び方です
先ほどのDVDでのグリーン方向への転び方は色情報の差もしくはティント(グリーン-マゼンタ間の調整)が関係していそうな感じですが、
アンバー方向への転び方は作業時の想定視聴環境による設定差の可能性があります

ざっくり、YouTube版はPC・スマホで見る可能性がほとんどだろう、BD版はテレビモニターで見る可能性がほとんどだろう、という想定の元、あえて視聴環境に合わせた色調整を行ってる可能性があるということになります
(実は、PCモニターとテレビモニターでは白色の基準が異なります。自分の再生環境の関係上全てPCモニターでチェックしている以上、ネイティブな色情報であっても正しく表示されていない可能性があります)
ここらへんの色温度の話は話していると終わりが見えないので興味があれば調べてみてください (参考)

媒体別の個別キャプチャだとBDとのぎ動画の色味が似ているのに、並べたのだとYouTubeとのぎ動画の色味が似ている等差があるので、あくまでも『帰り道は遠回りしたくなる』のキャプチャの色に関してはあまり参考しないようお願いします
そして、これに関してはこっちでの処理に問題がある気がしてならない(どうにかしろ)

 

続いて、パラレルの西野七瀬が2人同時に映し出されるシーン 

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YouTube版のパーカー生地のディティールがほぼ無いですね
のぎ動画版も流石にBD版とのビットレート差が5倍もあると、やや描画が甘い印象

このシーン、右側の乃木坂七瀬はあまり動かないため3タイプともあまり差が無く感じますが、左側の美大生七瀬は手持ち撮影でかなり動きが激しいため髪や床面の質感を見ると、さすがBDと言わざるを得ない結果になってます
髪とか、のぎ動画版ですらある程度のまとまりで描写されてる感がありますが、BD版ではより細かに繊細に見えてます
まぁ画像では圧縮されてそこまで差が感じられないんですが()
実際にみてもらえれば一目瞭然かと思います

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並べてみると分かりやすいですね
『ナイフ』ではあれほど優位に見えたのぎ動画がなんだか霞んで見えてきました、、、

 

さらに、ライブシーン冒頭

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明部と暗部が混合しつレンズフレアによるグラデーションも発生してます

例に及ばず、YouTube版ではブロックノイズ強め
のぎ動画版もフレアが重なっている場所ではブロックノイズがやや発生してますが、それも暗部から明部にかけて段々と薄くなっている印象があります

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のぎ動画でもフレーム内下部の服とか割と圧縮感強めですね

 

最後にラストカット

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ここまでのアップになるとわりかしどれもキレイです
いろんな説明すっ飛ばしますが、動き少ないのでそうなります(雑かて)
動きが少ないということは前のフレームと比べて各ピクセルの変化が少ないので、必要なデータ量も少なくなり必要ビットレート数も低下、そうなるとYouTubeレベル・のぎ動画レベルのビットレートでも十分にキレイに映るわけです(ざっっくり説明)

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やっぱり肌の質感以外はそこまで差が無いように思えます 

 

やっぱりBDの画質はすごいなぁと思う同時にYouTube以外とそんなもんなのかってなっちゃいますね
その点から考えると、のぎ動画は気軽にFHDを見るためのツールとしては十分に常用できるものだと思えます

 

 

伊藤万理華×福島真希『はじまりか、』 

伊藤万理華乃木坂46時代最後の映像作品でありながら超傑作
元々は【伊藤万理華の脳内博覧会】の京都会場限定で公開された作品でした
会場で初めて観たとき大号泣でしばらくその場から動けなかったのを覚えてます

そんな今作は2018年2月20日伊藤万理華22歳の誕生日にYouTubeにFHDで公開されました
あの時の京都でしか観れないと思っていただけに、絶妙に複雑ですが、それ以上にむちゃくちゃ嬉しかったですね

まずは1番初めの足元のから

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YouTube、のぎ動画の順で共に解像度は1920×1080です

1番の差は粒子感
YouTubeでは感じられませんでしたが、のぎ動画では全体的に感じられます
高感度設定によるノイズの可能性も否定は出来ませんが、ラストのステージ場面での黒バックで強く出ることもなかったので、ポスプロ段階でフィルムグレイン足しているのかなという個人的判断です

あとは壁面
YouTubeの方はこれまでにあげた作品の中でも特にブロックノイズ感強めです
バンディング (低階調のグラデーション)っぽくも見えますがYouTube、のぎ動画共にビット深度は8なのでこの場合は異なります
ビット深度はなんとなく使える色の数的なニュアンス

この場面は繰り返し先述してきたYouTubeエンコード問題が特に顕著
のぎ動画で見たとき、ここまでディティールのあるものだったんだなと思った次第

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正直、全体的にヒキの画が多いためYouTubeとのぎ動画での差は分かりづらいです
ただ、動きの多い作品なのでそのあたりのブレ感というかノイズ感は所々感じられます

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『帰り道は遠回りしたくなる』同様、レンズフレア部分では共に描画の甘さが感じられます
BDで出たらもっとキレイなんだろうなと思いつつ、25 Mbpsで見れる機会はもうほぼほぼ無いだろうなと
脳内博覧会で流れたのはコーデックがProRes 422 HQとかだと思うんで、180 Mbps前後だったとは思いますが
(まぁプロジェクター出しだったので結果トントンになってそうなイメージ)

ラストカット

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肌の質感や髪のディティールの差以外はほとんど感じられないですね
その差は作品のイメージ的にむちゃくちゃ大きいとは思いますが

 

と、以上で各作品の各映像媒体ごとの比較になります
なんとなく、媒体別にどうクオリティが向上してきたかが感じられたかと思います

 

 

まとめ

やはりBDのクオリティが1番ではあるものの、のぎ動画はFHDを端末1台で簡潔に、気軽に見ることを考えると十分に満足感のあるものだと思います

YouTubeは比較対象が生まれたことによりなんとも言えない印象になりました
これまでは、『ジコチューで行こう!』までは光学ディスクがDVDであったため圧倒的優位なクオリティではありましたが、
BDに切り替わった『帰り道は遠回りしたくなる』以降は、気軽さで頭一つ抜けていた程度でクオリティとしては劣っていました
のぎ動画という気軽さにそれほど大差が無い上、クオリティとしてはビットレート値でみると倍近く違うコンテンツが誕生したため、
あくまでも乃木ヲタ向け評価ではありますが、ストリーミング系では2番手に回ってしまいました
YouTubeのクオリティがこれ以上向上するのかというと、ユーザー数的に厳しいものがあるなぁと思うのでここは逆転しないかなと

 

 

『ジコチューで行こう!』以前のSDクオリティーでしか見れなかった映像作品がFHDで見れるようになったのが、乃木坂46映像史の中では重大な出来事

クリエイターたちの意図した状態に近い作品を見ることができるのは、受け取り手としては1番ありがたいことです

また、同じ映像作品でも新たな側面に気づけたような気がしてます
あわせてメンバーの新たな一面にも

その機会を提供してくれたのぎ動画は偉大なサービスです

 

 

 

これからも更なるコンテンツの充実、クオリティーの向上に期待を込めて

 

 

 

 

 

おわり