平手友梨奈(とこれを構成した大人たち)がヤバいという話

この先平手友梨奈が前衛芸術にのめり込んでいったら面白いだろうけど恐怖も感じる。

 

 

 

 

 

FNS歌謡祭での平井堅平手友梨奈とのコラボ、『ノンフィクション』が話題になってたので見てみた

 

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ヤバい。

 

まずこんなことを現代のテレビでやるのがヤバい。(良い意味で)

そしてこんなことをやってのけてしまう平手友梨奈ヤバい。(良い意味で)

あと平井堅の歌がヤバい。(それはそう)

 

ただヤバいと言われても...って感じだと思うので、なんでそう思うのかちゃんと書きましょうね。

 

 

このコラボで平手は何してるのか、と言われたらいわゆるコンテンポラリーダンス

前衛的現代舞踏と言ったほうがイメージしやすいかも

 

TAKAHIROが手掛ける欅坂46のダンスも十二分にコンテンポラリーダンスだと個人的には思うけど、その要素はだいぶ薄くされてる

『エキセントリック』とか『月曜日の朝、スカートを切られた』あたりは濃いけども

 

で、ここまで濃いコンテンポラリーダンスをテレビで見たことあるかと考えると、まぁ見たことないよなと

そもそも現代舞踏自体が劇場で行われるものだからあんまりメディアには取り上げられないっていうのがあるだろうけど

 

そんな点で現代のテレビでこれをやるのがヤバい。(良い意味で)

あとコンテンポラリーダンスをテレビ向けの振付に落とし込んだCRE8BOYヤバい。(良い意味で)

 

 

 

そもそも、なんでここでコンテンポラリーダンスが選ばれたのか考えてみたところ、MUSIC VIDEOをみたら秒で解決

 

 

出演している白い人は、舞踏家の工藤丈輝さん

暗黒舞踏というフィールドで活躍される方

 

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いや暗黒舞踏って

 

 

まぁそう思うよねっていう。字面が強烈すぎるでしょ

なにが面白いって、この暗黒舞踏という芸術が日本で誕生して海外で"Butho"という固有の呼び方で認知されている点

日本人ヤベェって思われてる(知らんけど)

言葉と想像から動きを作り出していってるのが特徴

欅坂46のダンスの作り方に近いね

 

で、この暗黒舞踏がどんなものに影響を与えているかというと、まさに現代におけるコンテンポラリーダンス

 

繋がった〜(そうなんや)

 

 

見てもらったらなんとなく分かるとは思うんですが、この系統の舞踏には形式なんてあってないようなもの

どこまで表現でき、どこまで人に届けられるかはプレイヤー次第

そんな中、平手はアイドルという枠組みを超え、十二分に一人のパフォーマーと言えるほどの熱量を見せてくれた(と自分は思った)

 

平手友梨奈ヤバい。(良い意味で)

 

 

 

そんな今回のコラボが世間にどう捉えられているかというと賛否両論

放送事故やらなんやら言う人もいれば、僕みたいに大絶賛する人もいる

そもそも舞踏が大勢の人にウケるかというと、そうは言えないあたりがあるのでしょうがないっちゃしょうがないんだろうけど

 

制作サイド的にはこうなることは分かりきっていたことだと思う

けど、あの場所でこれを実験的にでもやることには大いに意味がある

だって無茶苦茶面白いじゃん

多くの人の目に触れるゴールデンで前衛的なものをやるってなんか聞いただけでワクワクしない?

 

そのワクワクに巻き込まれるのも面白いしね

 

 

さて、この経験は平手友梨奈の今後にどう影響してくるのかな

 

 

 

 

 

おわり